【恐竜絵本】知識を!『ようこそ恐竜はくぶつかんへ』シリーズを読破
育児では絵本の読み聞かせ、大切にしています。
読み聞かせって、結構親の根気が必要。
我が家では、
を読んだことで、非認知力(生きる力)である自己認識や意欲、創造性などを高められるように絵本を活用しています。
最近は、本を読んでいると、年少息子が
「〇〇ってどこに かいてある?」
と、私が読んでいる文字を探すようになりました。
小さな変化がとてもうれしくって、読み聞かせの大切さを感じています。
- 絵本ってどんなのを読んだらいいの?
- 結構大変じゃない?
なんて思っていましたが、続けていると喜んでくれるし、
- 〇〇の本、読んだよね
- 〇〇の本にこんなこと書いてあったよね
- ぼく、〇〇の本すきだな~
なんて言ってくれるので私も楽しくて、続けたくなってしまいます。
もうすぐ、保育園の劇でゾウの役をする息子。
ゾウらしいドシンと足音を工夫したり、パオーンの言い方を工夫できたみたいで先生からお褒めの言葉をいただきました。
恐竜の本読んでいたら、鳴き声のマネしているし、
絵本の読み聞かせから、感受性や想像力まで鍛えられていると感じます。
我が家では振り返ったり、本と本を結び付けて考えたりするような読み聞かせを工夫しているので、シリーズを順番に読むことをよくします。
今回は『ようこそ恐竜はくぶつかんへ』シリーズをシリーズ読破です。
シリーズ物は、本と本を繋げて楽しむことができ、頭を使うのでお子さんの脳を鍛えられますよ。
ようこそ恐竜はくぶつかんへ
20年程前に出版された絵本なのですが、恐竜好き息子は興味津々。
ロンドン在住の著者が、科学っぽく、子ども目線で恐竜について教えてくれます。
そして、博物館っぽさ溢れていて、説明が丁寧。
- 誰が恐竜の骨を見つけたの?
- どうやって化石ができるの?
- 恐竜の分類って?
とか、疑問に思っていなかったことを教えてくれ、新たな知識を与えてくれます。
正直、読み始めた時は息子の好きのためって気持ちが強かったです。
でも、読んでみると、へ~そうなんだ!とか、私が学んでいました。
しかも、子どもからどうゆうこと?と疑問を投げかけられるので、答えなければなりません。
このシリーズを読み終わった今では、多少恐竜についてわかるようになったけれど、基本私の興味のあることではないので、私の記憶に残りません。
ですが、年少息子の恐竜遊びには変化があり、
- 恐竜がいた時代ごとに恐竜を分ける遊びをし始めた
- 翼竜は恐竜じゃないけど、今だけ恐竜ってことにして遊ぶと言い出した
など、以外にしっかりとこのシリーズが子供の成長に役立っていることが判明しました。
親としては、こんな難しいのわかるの?なんて思っていたけけ、伝わってしまうらしいです。
恐竜のけんきゅう
シリーズ第1作目。
恐竜の骨、博物館の中からお話は始まります。
恐竜の骨を見て、どんな違いがあるのか?という説明を子どもにわかるようにしてくれる絵本。
ティラノサウルスとイグアノドンでは歯は違うけど、腰の骨も違う。つまり、違う種類の恐竜なんだよ、って語りかけてくれます。
子どもに質問されても答えられない内容をかみ砕いて説明してくれるんです。
そこで、我が子が戸惑ったところが1つ。
翼竜は恐竜だと思っていたので、(だって、アニアでは翼竜は恐竜って売ってるし)11ページで戸惑い、ページを行き来しました。
そして、恐竜は竜盤類と鳥盤類に分かれるんだけど、その分かれ方が腰の骨なんだよ。
腰だけじゃなくって、あごの骨も違いがあるんだよ、って。
難しいです。
正直、私は興味が向かない領域なので、全然頭に入ってこないのですが、恐竜大好き息子は『楽しい!』って言うんです。
でも、難しいから、同じところを何度も何度も理解するまで読むことになるので、すご~く時間がかかってしまいました。
子どもの好き!を応援する子育てを頑張っているので、これもアリだな~と思っています✨
恐竜を飾っている博物館ってそんなに多くないし、恐竜好きには魅かれる絵本なんでしょうね。
恐竜のなぞ
シリーズ2作目。
今回は、6500万年前に滅んでしまった恐竜のことはどうやって分かったのか?というお話です。
人々は長い間恐竜の存在を知らなかったけれど、マンテル夫人が見つけた恐竜の歯の化石をマンテル博士が研究、発表し、その後、様々な人が恐竜に興味を持つようになり、今に至ります。
などを絵を使って説明してくれます。
まるで、理科の勉強みたい。
こうやって今から知識を少し覚えておくと、将来、学校で勉強するときに役に立つんじゃないのかな?と思ったりしています。
興味のあることって、頭に入りやすいから、そこから色々なことを結び付けていくと記憶に残りやすいですもんね。
恐竜をほりだす
シリーズ3作目。
博物館には色々な恐竜の骨が展示されているけど、どうやって骨は博物館に入っていったの?という疑問からお話がスタート。
恐竜が死んでしまってから、どのように化石になり、なぜ発見されたのか。
イラスト付きで説明してくれます。
そして、恐竜の骨を掘り出すのに、
- 古生物学者
- 地質学者
- 絵描きさん
- 作業員
- 写真か
- プレパレーター
などの、様々な専門家がチームを組んでいるのだとか。
子どもに色々な仕事があるんだよ、と自然に伝えられそうです。
子どもが未来を想像することもできそうですね。
恐竜にあいにいこう
シリーズ4作目。
博物館に行くと、恐竜の骨があるけれど、どうやってつなぎ合わせたんだろう。
どの骨が、どの骨に繋がっているのか、どうしてわかったのかな?
という疑問からお話がスタートです。
このシリーズお決まりの流れのようです。
恐竜が死んでしまって、化石になる過程や、発掘した化石を古生物学者が研究していると、恐竜が何を食べていたのかということまでわかってしまう。
肉食恐竜、草食恐竜がいたけれど、
- ものすごく大きな恐竜、アパトサウルス
- 一番重い恐竜、ブラキオサウルス
- 一番長い恐竜、ディプロドクス
- 平らな歯が何百本もあったイグアノドン
- およぎがうまい、アナトサウルス
- 動きが早くて恐ろしい狩人、アロサウルス
などなど。
年少息子の大好きな角竜、トリケラトプスも出てくるし、実は私は知らなかったけれど、ディプロドクスも大好きなんだと。
色々な恐竜も出てくるし、
- その恐竜の特徴はこんなんだったんだよ
- その仲間ってどんなのがいたかな?
と、会話が自然に生まれます。
そんなふうに絵本を活用して楽しい育児ができると、楽しいですね。
化石はおしえてくれる
化石はおしえてくれる (ようこそ恐竜はくぶつかんへ (5))
- 作者: アリキ・ブランデンバーグ,小畠郁生,神鳥統夫
- 出版社/メーカー: リブリオ出版
- 発売日: 1999/08
- メディア: 単行本
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シリーズ5作目。
恐竜よりも前の大昔の魚の骨が化石として残っているけれど、どうやって化石になったのかな?
と、シリーズ4作目よりも丁寧に説明されています。
その他にも、
- 葉っぱ
- 貝殻
- 足跡
なども、化石として残ってるんだよ~と。
でも、氷の中からは凍ったマンモスが見つかったこともあるのだとか!ひぇ~~!!
木から流れ出るヤニが硬くなって化石になったコハクの中のハエは生きていた時と同じ姿をしているのだとか。
これは、ジュラシックワールドにも出てきました。息子はもちろん、「ジュラシックワールドといっしょじゃん!」と。恐竜マニアなので覚えています✨
最後の方には、粘土で手形の化石がつくれちゃんじゃない?って提案が。
実際にやったら面白いですね。
それも、学習、楽しみの一環なんだろうな~。
進化ってなんだろう
- 作者: ジョアンナ・コール,アリキ・ブランデンバーグ,小畠郁生,神鳥統夫
- 出版社/メーカー: リブリオ出版
- 発売日: 1999/08
- メディア: 単行本
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シリーズ6作目。
表題のとおり、進化の過程を説明してくれます。
化石は石や岩になって残った植物や動物が、何百年、何億年も前に生きていたもの。
そのことからどの古代にどんなものが活きていたのかな?と表でわかりやすく説明してくれます。
恐竜の時代、その前の古代の時代が紀でわかれているんだよ~って。
生き物が地球に生まれた時は簡単なものばかりだったけど、
クラゲなどのように少し複雑な生き物が表れて、
さらに徐々に複雑になって、
海から陸へって、長い時代を通してゆっくりゆっくり進化していったんだよ~
と説明することができました。
我が家は名古屋市内に住んでいるので、よく名古屋港水族館に行くのですが、水族館でもこのような説明がされていたように思います。
以前は全然興味を示さなかったものにも、この絵本を読んだことを機会に興味を持ってくれたりするのかしら?
絵本って、新しい興味、創造を作ってくれるように思うし、そこから個性が作られていくのだとしたら、なんて素敵なことなんだろう!って、ワクワクしてしまいますね!
恐竜、化石、進化が好きな子には、このシリーズがお勧めです!!