絵本の読み聞かせ中のおしゃべりを歓迎すべき理由。IQアップも期待
賢く絵本の読み聞かせをするなら、インタラクティブ読書がおすすめです。
絵本を読むメリットってなに?
どんな風に読んだら子どもの未来につながるの?
というようなことを以前は疑問に思っていました。
が、解決方法はあります!
ただ読み聞かせていればいいと思っていた数年前の自分に伝えたい、子どものIQアップに効果のある読み聞かせと、私が子どもに実際に行っている方法をお伝えします。
お子さんの能力アップを望まれている方にお勧めです!
インタラクティブ読書とは
インタラクティブとは、『双方向』という意味です。
会話をしながら絵本を読むということです。
この本の読み聞かせについて書いてあるところにも、親子で会話をしながら絵本の読み聞かせをすることがオススメされています。
絵本を読むときは静か聞いて絵本の内容を理解してほしいと感じていた過去がありますが、会話している方がメリットが大きいんだな~と感じずにはいられません。
読み聞かせ中に進んで脱線する
最近よく読んでいる本のストーリーで、脱線方法を例えてみたいと思います。
最近、年長息子が繰り返し読んでいた15話詰まっているこの本。
私は『北風がくれたテーブルかけ』というお話が好きです。
パンを作るための粉を北風が飛ばしてしまい、それに怒った男の子が粉を取り返すべく北風のところに行くというお話です。
その時に男の子が北風にもらったのがごちそうの出るテーブルかけ。
「ごちそうをだしておくれ!」と言えば、ごちそうが出てくるんです。夢のよう…
そして、「どんなごちそうが出てきたら嬉しい?」と質問してみました。
息子「ポケモンのおもちゃ!」
私「おもちゃじゃん!ごちそうって食べ物のことだよ!」
息子「おもちゃが出てきてもいいじゃん」
私「そうだね、出てきたら嬉しいね~。食べ物だったら何がいいの?」
息子「ポケモンのおもちゃがいい」
というような、ポケモンから離れられない会話になりました(笑)
それも、それで、面白いかもしれません。
これを聞いていた中3娘が爆笑。「私は〇〇が出てきてほしい♡」と脱線話に参入してきました。読み聞かせの道中に道草することは、家族でやると面白いかも!
日常の色々なものを活用しよう!
インタラクティブ読書を実践するとき、絵本のストーリーから脱線するためには、様々な身近なものに応用することが可能です。
- 興味のある出来事
- 日常生活の出来事や会話
- 行儀などのしつけ
- 友達関係
などは、絵本にも出てくることが多いのでやりやすいと思います。
子育てに活かせるメリット
子どもの日常の生活を、ちょっとしとした一工夫で楽しく正しい方向へ導くことができます。
1つの例ですが、長い間我が家で人気のバムケロシリーズであるこちら、
『バムとケロのにちようび』では、ケロちゃんが部屋を散らかしまくり、バムが片づけをします。
その時に息子は、「ケロちゃんお片付けしなきゃいけないよね」「バムってケロちゃんの分もお片付けしてえらいよね」と言っていたことを、賢く利用します。
ちゃんと整理整頓してほしいときは、「バムがお片付けをきちんとしていた時、どう思ったんだっけ?」と聞けば、「オレも片づけちゃんとやる!」と高確率で言ってくれます。
逆におもちゃを散らかしまくっている時は、「まるでケロちゃんみたいだね」と言うと、ハッとした表情で「ちゃんとお片付けするよ」と、絵本に出てくるグチャグチャのお部屋を思い出し、お片付けの必要性を思い出してくれるようになりました。
いきなりは難しいかもしれませんが、これもインタラクティブ読書の賜物だと感じています。
子どもが得られるメリット
まず、ボキャブラリーが増えたのは確実です。
ボキャブラリーが増えれば、学校に上がってからの勉強に対する理解力が上がるのは想像がつきますよね。
となると、頑張って幼いころから幼児教育に力を入れるよりも、もしかしたら絵本の読み聞かせをインタラクティブにした方がイイってこと?とも思ってしまいます。
そして、絵本と絵本のお話をつなげて表現をするようになりました。
前読んだ〇〇の本では、□□だったのに、この本では◆◆だね!みたいな感じです。
親のメリット
インタラクティブ読書を実践していて、私が親として得られたメリットを綴ります。
- 幼児にわかるような、かみ砕いた説明ができるようになった
- ボキャブラリーが増えた
- 苦手意識を持っていた要約が上達した
- 育児が楽になった
- 絵本のキャラクターの感情を読むように、自分にストレスを感じた時に自分を客観的に見ることができるようになり、ストレスをスルーすることが多くなった
このように振り返ると、絵本の読み聞かせから私が得られたことは、とてつもなくハッピー度を上げる要因だったように感じます。
あっぱれ、読み聞かせ。
道草だらけの絵本の読み聞かせを!
我が子の将来の成長を思う親だからこそ、絵本の読み聞かせを大切にした方が、急がば回れなんだな~とひしひし感じるこの頃です。
- 絵本を読むときは読むということよりも会話を大事にする
- 絵本の内容に関連する会話じゃなくても問題ない
- 子どもの話に耳を傾け、創造の世界を広げる
- 親子(家族)の絆を深める手段
ということを心に刻み、読み聞かせライフを続けていこうと思います。
参考にしていただければ幸いです!
参考文献
■いまの科学で「絶対にいい! 」と断言できる 最高の子育てベスト55―――IQが上がり、心と体が強くなるすごい方法
■https://yuchrszk.blogspot.com/2018/05/iq.html